次回作への助走距離
さてさて、正月競馬がちっとも当たらないので、創作の話でもしようと思う。
正月に実家へ帰ったら、東京メトロのメトロ文学館に入賞した作品が飾られている。実の親の作品だ。
中身はともかく、こういうのを見ると悔しいので、自分もなんか書かなくては、と、どうしても思う。書いてもウケなかったら、それは残念だったね、でよいのだが(よくない)、そもそもなにも書けていないのが、問題だ。けっして馬のコラムをノーカウントにするわけではないが、純粋な創作という意味では書けていない。
一番書きやすい題材でいいからとにかく書けばいいと思うようになってきたので、ハードル下げて取り組んでいきたい。
というか、我ながらおもしろいと思うのは、書き始めないと他人のが読めないのだ。変なやつだ。
さて、次回作である。
ハードルを下げようと言ったそばから、長編ですよ、と下げたハードルを上げていく。
とはいえ、自作のつづきであれば、それはハードルが低い。
すでに出来上がったキャラクター、世界観、設定などなど、組み合わせてストーリーを考えればいいだけだ。ストーリーを考えるのは楽しいし、書いている本人がまず盛り上がる。
今回はこうしたいというメモからプロットを起こす。
しかし、今、手をつけ始めている、いわゆる次回作はこのメモとプロットをいったりきたり。この案でいこう、という風にならない。
馬券でいうと、有力馬で迷って軸が決まらない、と言ったところか。
あれもいい、これもいい、で、あれもこれもいれたらなにがしたいのか、わからなくなるやつだ。
決められないだけじゃないの?と指摘したいあなたは半分正しい。
もう半分は決め手に欠けるプランやアイデアという、これだ!というやつ、内容に確信がもてないのだ。
うおお、このシーン書きたいぞー!!というやつだ。
前回書いた「皇女殿下の競走馬」にはそれがある。
ストーリーのテーマ性とかまた違う。いやそれも書きたいけど。
読んだ方にはわかるが、冒頭の実況部分がまさにそれ。
後半にも実況シーンが出てくるが、その2つのシーンを描くためにあとの残りが存在すると言っても過言ではない。
あれはあれで大変だけれども、楽しかった。
読みやすいかは、また別の話になるが、そもそも書いている人がやりたいことを表現できたことは作品として成り立つのではないか。読みやすさ、面白さが伝わっているかは微妙だし、その技術についてはなんとも言えないのが申し訳ない。
そして、今回、記者という職業を選んでみた。
(たまたま見た「いだてん」という大河ドラマにまーちゃんという人物が出てきて謎の刺激を受けたらしい)
まだまだいろんなアイデアを突っ込む余地があるのに、設定からストーリーが進み、イマイチな結果になっている。
もうちょっとキャラクターの感情とユニークなアイデアを盛り込んでカタチにしていきたい…。
まとめ
次回作はだいたいのカタチはみえてるけど、イマイチ面白くないので、もう少し助走しながら、地道につくりあげていきたい
もしかしたら、馬券が大当たりしたら、劇的に(死亡フラグ